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クオリア入門―心が脳を感じるとき
茂木 健一郎
筑摩書房 刊
発売日 2006-03-09
脳学からの現象学の読み直し? 2006-06-30
気の利いた読者なら、途中まで読んで「ポインタ」あたりで、
おいおいこれはフッサールじゃないのか?ときづくはず。
そのとおりです。著者も主観性を説明するキーワードとして、
「ポインタ」をブレンターノの「志向性」に近いものとして
再発見しています。
「クオリア」という概念には、まだ幾分かつての「不変のセ
ンスデータ」の香りがのこっている気がする。
冒頭あっさりウォーフの仮説を否定するあたりは、まだ意味
に対しての本格的な視点はないように思える。
「マッハの原理」も脳の範囲に限られ、「感じ」といった内
臓感覚的なものに対する視点がなく、脳自身が重層的な身体
システムの1レイアであることが捨象されている。
そのうちメルロポンティあたりを再発見するのでしょうか。
ゴールドシュタインとともに。
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