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イン・ザ・プール
奥田 英朗
文藝春秋 刊
発売日 2006-03-10
こいつ本当にCMプランナーか? 2006-07-13
笑える小説とういのを久々に読んだ気がする。自分がよく行く本屋に「人が
死ななくてもいいじゃないか」という奥田氏の色紙が飾ってあったが、殺人
ミステリー小説の全盛期において、氏の小説は異彩をはなっている。
すぐ近くにいそうな神経症患者を見事な逆療法(?)によって次々に
解決していく伊良部医師のハチャメチャぶりがとにかく笑える。患者が伊良
部医師にふりまわされているうちに、自らの過ちに気づき自然治癒してい
く。
伊良部医師と助手の看護婦の関係はホームズとワトソン(?)を、と
ぼけた会話でいつのまにか事件を解決(病気を治癒)していく手法は刑事コ
ロンボを、なぜか読者に思い起こさせる。元CMプランナーが書いたとはと
ても思えない、見事なアンチ推理小説だ。
イン・ザ・プール 奥田 英朗
Category:
文学・評論
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