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この国のけじめ
藤原 正彦
文藝春秋 刊
発売日 2006-04
日本人であるとはどういうことか 2006-07-02
多くの読者同様、私は藤原正彦氏のことを「国家の品格」を通して初めて知
った。数学者であり、エッセイストである藤原氏が、今の教育や政治に対し
て、何故ここまで警鐘を鳴らすようになったのか。同氏に非常に興味を持っ
た私は、この本が出版されてすぐ手に取ってみた。
新田次郎氏を父に持った少年時代の思い出、教育論、歴史観等につい
て、ある時は重厚に、ある時は軽快に記されている。それらを通して「日本
人であるとはどういうことか」を改めて考えさせられた本である。読み終え
た今も、藤原氏から「今の日本が向かっている方向は間違っていないか」と
問いかけられているようだ。
あえて難を言えば、本書は様々な新聞、雑誌等に掲載された論評、エ
ッセイを集めたものであるため、一冊の書籍としては一貫性がないことであ
る。それを差し引いても十分に読むに値する書籍である。
この国のけじめ 藤原 正彦
Category:
文学・評論
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